大正七年に十九歳で日展入賞を果たした早熟の天才画人「松原石舟」、しかし、彼の絵描き人生は「自分だけの絵を求めて」流転を続けることになります。
そして、若松の森川家や星野家(材木町)、そして、戦後は郡山の本名家(柏屋)の支援を受け、昭和五十一年、七十七歳で亡くなるまで、数多くの絵を残すことができたのです。
今回は、娘さん(次女)の浅里久美子さんの強い想いが多くの関係者を動かし、たくさんの所蔵家のお力添えをいただきまして、大正七年から昭和五十年代初頭まで、多様な作風の絵を一堂に揃えることができました(会期中、前後期で作品の入れ替えがございます)。
この機会に、ぜひ、時代の流れに消えようとしていた松原石舟の、多彩で、多様で、ときに異様ですらある絵をお楽しみいただければと願っております。
7月11日(土)から8月4日(火)まで。
